収益と費用の諸勘定は、いったん損益Income summary勘定に集約します。これにより各収益・費用勘定は残高がゼロになります。損益勘定の貸借差額は、その期の利益(貸方残の場合です。借方残であれば損失)を意味します。
さらに損益勘定の残高も留保利益(利益剰余金)に振り替えられて、ゼロになります。
(損益勘定から留保利益への振替の仕訳-損益勘定が700の貸方残であった場合)
Dr.Income summary 700
Cr.Retained earnings 700
利益の発生と配当の実施を考慮すると、
期末留保利益
=期首留保利益-配当+当期純利益
となります。
以上の締切仕訳Closing Entriesが行われると、貸借対照表の科目にのみ残高がある状態となります。それら貸借対照表科目について貸借が一致していることを確かめるのが、締切後試算表Post-Closing Trial Balanceです。