2.資産、負債、資本の概念と会計等式

2.資産、負債、資本の概念と会計等式

資産Assetsとは、企業にとっての将来の経済的便益Future economic benefitsです。負債Liabilitiesとは、企業にとっての将来の経済的犠牲Future economic sacrificesです。

資産と負債の差額が、純資産Net assetsです。通常は資産の方が負債より大きな金額ですので、プラスの金額となりますが、マイナスとなることもあり得ます。

株式会社であれば、純資産は株主のものであり、株主持分Stockholders' equityと呼ばれます。資本Capital、所有者持分Owners' equity とも呼ばれます。個人企業であれば、単に資本Capitalという言葉を使うことが多いようです。(以下当サイトではこれらをまとめて資本ということがあります。)
資産Assets=負債Liabilities+資本Stockholders' equity
という会計等式Accounting Equationが常に成り立ちます。

資本の源泉は、株主からの払い込みと企業が稼いだ利益です。

利益を生じさせる要素が収益Revenueであり、減らす要素が費用Expenseです。

ある期間における収益と費用の差額が純利益となります。
収益-費用=純利益Net income
(費用の方が大きければ純損失Net loss)
その期間において純利益の額だけ資本は増加します。純損失の場合は減少します。