18.仕訳帳と総勘定元帳
仕訳Journal entryは仕訳帳Journalに記帳します。
仕訳帳には、一般仕訳帳General Journalと特殊仕訳帳Specialized Journalがあります。
一般仕訳帳には特殊仕訳帳に記帳されないすべての取引を記帳します。
特殊仕訳帳には以下のものがあります。
(1)入金仕訳帳Cash receipt journal
Cashの受取が発生する取引を記帳する仕訳帳です。Cash受取額は毎月の合計額が、まとめて元帳に転記されます。
(2)出金仕訳帳Cash Payment Journal
Cashの支払いが発生する取引を記帳する仕訳帳です。Cash支払額は毎月の合計額が、まとめて元帳に転記されます。
(3)売上仕訳帳Sales Journal
掛け売上を記帳する仕訳帳です。現金売上は入金仕訳帳に記帳されます。
(4)仕入仕訳帳Purchase Journal
掛け仕入を記帳する仕訳帳です。現金仕入は出金仕訳帳に記帳されます。
(5)多桁式現金出納帳Columnar Cash Book
入金仕訳帳や出金仕訳帳に、よくある取引の記入欄をもうけたのが多桁式現金出納帳です。特別に欄をもうけた科目は、取引の都度転記するのではなく、毎月合計転記されます。
仕訳帳は取引を時系列的に記録したものであり、それだけでは、各勘定科目の動きが把握できません。各勘定科目の動きは総勘定元帳General Ledgerに記録されます。
取引は、いったん仕訳帳に記帳された後、仕訳帳から総勘定元帳への転記Postingがなされます。